日本とアメリカそして世界を渦巻くヨーロッパの嵐



日本とアメリカの経済が非常に連動しているということは前のページで説明させていただきました。

しかしこれは今や高度に発達した経済状況ですので、日本とアメリカだけの問題とはいえないでしょう。これからの世界経済は非常に高度で複雑になっていきます。

現在で一番の注目といえばギリシャの財政赤字に関してですね。現在の1年もの国債金利は御存知でしょうか!?200%だといわれています。

日本の国債は1.2%くらいなので、利回りがすさまじく高いことがわかってもらえると思います。国債の利回りがこれだけ上昇するというのはもはやデフォルト寸前ですよね。ギリシャでは現在ユーロ加盟前の通貨「ドラクマ」に戻そうか、という意見が上がっています。しかしドラクマに戻すといっても、ユーロは脱退しないという、パパンドレウ首相の方針などもう泥沼状態になっております。

正直ギリシャという国はそこまで経済的に強い国家ではありません。それなのにここまで世界経済に影響を及ぼす原因とは?一緒に考えていきたいと思います。

ギリシャという経済的にも小規模な国家が世界経済に影響を及ぼしたかといいますと、それは「ユーロ政策」に尽きます。

ユーロ政策とはヨーロッパを中心とする経済協定です。通貨は「ユーロ」という共通通貨を利用し、ヨーロッパ全体の経済の活性化を図ります。そしてさらに貿易などを行う際にも、関税を安くし自由な貿易を行うことができるようにする政策です。しかしこの政策が開始される当時から問題が山積みでした。

まずは経済規模の違い。ドイツのような産業大国は経済的に非常に力を持っています。しかし今回の問題の発端となったギリシャでは、とっても経済規模が小さいのです。

通貨と国の経済基盤は連動しています。つまりヨーロッパでは通貨を共通のものにし、政策は分けたために今回の混乱が生じ、関係のない国まで影響が及んだといえるのです。

そのためギリシャがユーロ前の通貨である「ドラクマ」に戻すことは、ギリシャの財政悪化を他の近隣諸国に拡げないための対策なのですが、それに伴う影響ももちろんあるのです。

今回の財政赤字は世界共通通貨のデメリットの部分を非常に浮き彫りにした形で現れたと感じています。そのため私たちが今決断を迫られている「TPP」についてもきちんと考えていく必要があるのかもしれませんね。

これは通貨を共通にするほどの政策ではないにしろ、貿易を行う上で非常に重要な要素となってきます。

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