日本経済の変遷と今後の課題について



我が国日本は、現在ではアメリカにつぐ資本主義経済社会の国です。日本の経済の変遷、そして今後の課題等につきまして説明したいと思います。

日本は江戸時代までは封建国家でした。江戸時代は幕藩体制と呼ばれ、江戸幕府が、政治・経済の中心でした。その後、明治維新により、立憲君主国となり、天皇をすえた近代国家の道を歩みはじめました。

この頃には、経済面においても富国強兵、殖産興業といった政策により、近代国家へと変貌していきました。第二次世界大戦においては、世界を相手に戦争し、敗戦という大きな痛手を受けました。

その後アメリカの後押しもありまして、朝鮮戦争特需、東京オリンピック、大阪万博などのビックプロジェクトを経て、まさに驚異的な経済復興をとげまして、アメリカに次ぐ経済大国になりました。

これはアメリカの非共産主義国家へとの考えもありましたが、何よりも日本国民の勤勉さと英知の賜物と思います。この間、ソニー、松下電器産業(現パナソニック)、ホンダ技研など、一代で世界的企業になった会社もありました。

戦後から昭和の後半までは、日本経済は飛躍的な発展をとげました。故池田首相の「所得倍増計画」なる夢のような話も、現実化していった時代でした。また、造船・鉄鋼・自動車といった、重厚長大メーカーの発展も著しいものがありました。

しかしながら、良いことばかりが続くわけはありません。戦後は日本経済にとっても、何度となく危機的な状況もありました。

その典型としては、二度にわたるオイルショック、バブル経済の破綻と失われた10年と、幾つかの危機がありました。この間に、山一證券のような大会社の倒産などもありましたが、その都度、政府による政策等により乗り越えてきました。

しかしながら、現在の日本の状況は、決して甘いものではありません。アメリカのリーマンショツクを受けた混乱に端を発しまして、次第に悪雲がたちこめてきました。

この間中国に、GDP世界二位の地位を明け渡しました。

また、韓国の国を挙げての輸出振興策により、テレビではシヤープがサムソンに抜かれるなど、中国・韓国の猛追がありました。

決定的なできごとは、400年に一度と言われている東日本大震災です。この震災により部品供給ができないことによる生産縮小、円高による貿易収支の赤字等、明るい展望はありません。この間、コロコロ変る総理大臣等の政治の不安定さも手伝い、日本の先行き感は、正直明るくはないでしょう。

また、間近に迫るTPPの問題等、まさに難問だらけでしょう。

しかし、日本は、これまでに、関東大震災、第二次世界大戦等の壊滅的被害から復興してまいりました。今こそ、国民一人一人が、自分の問題としてこの国難を認識し、英知を集約して経済的な復興に向けて進むときだと強く思います。